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S・P・E・A (スペア)
みなさん、GWはゆっくりできましたでしょうか?

私はあいかわらず間延びしたような、
なんとなくダルい毎日を過ごしていました。 でもリフレッシュできました。

さて、タイトルの「スペア」なのですが、
なんの事だか、さっぱりわからないと思います。

予備?

いえ、その意味ではないです。

まどろっこしいので、スペア、と書きますが、
これはSPEAの通称として、こう読もうか、と思っている単語です。

では、そのスペアとは?

これは、MEISTERに新配合される予定の「新添加剤」の
社内ネームです。

さっき、聞きました。

正式には、SUPER POLYMER ESTER ADDITIVE と言います。
(このネーミングは、開発部が暫定的に付けました。)

前にすこし書いたか、と思うのですが、
MEISTERは、低分子のエステル・ポリマーを使います。

スペアとは、これを指します。

これ、たぶん他社で使っているところは、
ないのではないか、と思います。

理由がちゃんとあるのですが、性能はいいものを出せるのですけど、
その分、単価が高い、しかも貴重!
というスゴイものです。

間違っているかもしれませんが、
ちょっと特徴を書いてみます。

他はみな、高分子のポリマーを使います。

これは単価は安く、そのうえ分子が大きいので、熱が加わると
大きく増粘効果を出せます。

大きいので添加する量も、すくなくする事ができる、という
メリットも生まれます。
(これが実は、安い100%合成オイルを作れる
理由のひとつです。)

ただし、それでも分子量は50万~80万くらいあるのは当然で(高分子)、
ここにすべての性能を持っていくと、分子が大きい分、
その反動、つまり剪断(せんだん)も大きくなります。

これが、オイルの粘度落ち、いわゆる熱ダレの原因を作ってしまいます。
(ここまで、合ってるかな?)

MEISTERで扱う低分子ポリマー・エステルは、
まさしくエステルです。

今、書いたことの逆の作用を生じていきます。

分子が小さい分、添加する量はかなり多くなるのですが、
それでも分子量は、せいぜい5万くらい。

添加量が多い分、コストが掛かるのですが、
自己分散型の強度のあるポリマー・エステルですから潤滑性が良く、
剪断される分子の量も、ごくわずか。

ですから粘度の低下する率は、SONIC法を用いても、
わずかに0.5%程度、という驚異的な小さい幅で、済んでしまいます。

つまり、今、各社で謳われているような、「ノーポリマー」
という表現が、実は「ノー」にしなくても実現できる、という
昨今の潮流から来る次元を、根本的に変えてしまう内容に
仕上がることになります。

今まで、ベースオイルの潤滑性に依存していた部分を100として、
ポリマーがゼロ、という事は、

ベースオイル 100 + ノーポリマー = 強いオイル

という方程式ですが、
これが、

ベースオイル 80 + ポリマー・エステル = やっぱり強いオイル

という形も作れてしまう、という事なのです。

どちらが優勢、ということはありません。
要するにブレンド技術の問題になってしまうのです。

ベースを例えば、100%エステルで作ることも、技術的に可能ですが、
そこだけで全ての技術を結集することに固執せずとも、
つまりは添加剤を含めて、オイル全体の「総合バランス」が
最終的なオイルの性能を決定付けます。

その部分のフレキシブルな柔軟性と、粘度特性だけは絶対にイジラナイ、
という「コア」な所だけに、徹底的にフォーカスして生み出された、
まったく新スタイルのオイルに完成されていきます。

5月生産分より、ほぼ全てのオイルがこの新しいフォーミュレーションの
流れを汲みます。

オイルは総合バランスで完成しますから、フィーリングの好みまでは
重視できない(というか感覚の問題)ところはあるのですが、

「絶対的な性能」の、どの部分に注力していくのか?

潤滑性か、密封性か、流動性か?

いろいろあると思いますが、まず根幹となっている思想的なテーマを
ひとつ挙げるとすれば、今ここに書いたような「せん断安定性」の部分だけは
けして避けて通れるテーマではないような気がします。

初期フィーリングはいいけど、すぐに使えなくなる。

これでは高温の機械の中を反復循環しながら
あらゆる役目を担うオイルとしての基本性能を、
至極、軽んじて扱うことになってしまいます。

「超タフで、それがかなりロングライフ。」

すべてのオイルの究極的なテーマは、みな最後は
この言葉に行き着きます。

それを具現化できるのが、今回のMEISTER全てに
共通する理念です。

その根っこになっている秘密が、「低分子ポリマー・エステル」
なんですね。

ややこしいでしょうか?

書いた事も、たぶん間違った解説にはなっていないと思いますが、
なにぶん今まで触れたこともないテーマなので、私も勉強しながら
書いています。

もし、後日に訂正箇所が出てきたら、ご容赦ください。









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